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アドラーの「嫌われる勇気」の中に「われわれに必要なのは交換ではなく、更新なのです」と言うのがあります。
自分が変わるということは「別の自分に交換する」というイメージでしたが「更新」するようで、そちらの方が難しく感じました。
もしもライフスタイルが先天的に与えられたものではなく、自分で選んだものであるのなら、再び自分で選び直すことも可能なはず。
自分が変われないでいるのは、自らに対して「変わらない」という決心を下しているからだ、と。
うーん、私って何時「変わらない」と、決心したのだろう。
そんな覚えは無いのだけれど・・・。と思ってしまいます。
確かに「このままのわたし」でいることの方が楽です。安心です。
今まで通りの予測のつく生活は、心配はないし労力もいりません。
「変わる」ということは、未知のものに対する恐怖から来ているかも知れません。
だから「自分を交換する」と、思っていたのです。今までの人格と違う人格にならなければと。
しかし「交換ではなく更新」であるのなら「自分はそのままで、自分のライフスタイルの選択を更新する」ということになります。
ここでいうライフスタイルとは「世界や自分への意味づけ」ということで、その意味付けを変えれば、
世界との関わり方、行動迄もが変わらざるを得なくなる。
ここでの「更新」は自分が変わらざるを得なくなり、過去がどうであったとしても「いま、ここに生きる自分」である。
自分が自分のままで、ライフスタイルを更新する(選び直す)だけで、自分の人生が変わってくる。
難しい選択ではあるけれど、自分に可能性があるのなら、新たな自分の人生を生きるのも良し。
その選択の主導権を握っているのは自分である。
という意識を強く持てば、未知のものに対する恐怖は小さくなるかも知れない。
じゃ、また!