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本日も新しい言葉に出会いました。
「上位次元」と「下位次元」
さとうみつろうさんは、これを指を使って説されていました。
小指は自分のことを「小指」と思っている。
親指は自分のことを「親指」と思っている。
でも、実はどちらも「手のひら」の一部。
この場合、「小指」と「親指」は下位次元。
「手のひら」が上位次元、になると思います。
手のひらも手のひらで「右手も左手も私だ!」と思っている。
更に、
「この身体(わたし)」と「あの身体(あなた)」の両方とも私の一部だ!
と、考えることも可能で、その「概念」や「考え方」の事を、
ハイヤーセルフ(私を超えた存在)と呼んでいます。
よってハイヤーセルフというのは、下位の階層の「A」と「B」を含有した
「上位概念」のことなのである。
とありました。
下位のものが段々と統合されて上位に行く。
何だか弁証法のような気もするし、「具体」と「抽象」のような気もしてきました。
先程の「あの人も私だ!」という思考が、究極的には「世界は私だ!」まで、
上位概念を広げる事が出来ると言われています。
その「上位概念(ハイヤーセルフ)」の時に、意識はどうなっているのか?
それは、
「全ての人を愛しているはず」である。
最近「愛」という言葉をよく聞くようになってきたのですが、
全ての根源は「愛」だと言っても過言ではないと思います。
今日もNHKでやっていたのですが、81歳の女性が少年野球チームの監督として、
子ども達やその親御さんまで育てていました。
子ども達には、泥だらけになったユニフォームは自分で洗うこと!
親御さんには、子どもには全て自分でやらすこと!
目的は「子ども達が自分で生きて行けるように育てること!」
これが本当の「愛」だと思います。
子ども達には、飲み物も自分で買うこと!と伝えていました。
にも拘らず、親御さんが子供たちにジュースを与えています。
母子家庭の男の子2人には、料理の作り方を教えていました。
忙しいお母さんが仕事から帰ってから夕食を作る必要がないように、と。
そのお母さんは「子どもがここまで出来るとは思っていなかった」と、
自分のやり過ぎに気付きました。
今の世の中は、子どもに何もやらせません。
ただ、勉強して良い点数を取るように!と、ただそれだけです。
しかし、それでは「子どもが自分で生きて行ける」ようになる迄には程遠くなります。
子どもが日常生活を経験するそのチャンスを奪っています。
「おばちゃん」と呼ばれている、この81歳の監督こそが
「上位次元」の教育をしていると思います。
じゃ、また明日!