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新しい事に挑戦するには勇気がいります。
何故なら「失敗したらどうしよう!」が付きまとうからです。
しかし、よく考えてみると人が失敗した時、私はその人に対してどんな態度を取っているのか。
「失敗なんてよくあること、また挑戦すればいいじゃん!」て、言ってるかも知れません。
「誰も最初から完璧に出来るとは思っていないので、それで十分」と、言っているかも知れません。
決して「なぜ失敗したの?やる気があるの?」なんて、言わないと思います。
人に対しては寛容なのに、自分に対しては厳しいようです。
というのは、自分に対しては「失敗したら許されない」と思っているから、失敗を恐れるのです。
出来ると思って声をかけてくれたのに、できなかったらどうしよう!
これは相手の期待を裏切る申し訳なさや、失敗して自分の評価が下がるのが怖いのです。
自分が恥ずかしい思いをするのが、怖いのです。
やはり、人の目を気にしていた自分がいたのです。
失敗はやったその行動自体は結果でしかなく、結果としての事実しかありません。
しかし、その結果に対する自分や周りの反応が気になるだけです。
評価が下がるとか、信頼を失うとか、否定的な意味が後付けされて行くのです。
失敗したことは、また挑戦しなおすことは出来ます。
しかし、後付けされた感情はなかなか消えません。
その事におびえているのです。
失敗に対して一番許していなかったのは、自分だったようです。
自分が人に対してそうであるように、人も自分に対して完璧など期待していないと思います。
そう思うと、もう少し気が楽になり、尻込みせずにやってみようかなという気持ちになれます。
「100%完璧にしなければならない」から、
「100%完璧には出来ないかもしれないけれど、やれるだけの事はやってみよう」へ。
以前、知り合いに「頼まれごとは試されごと」と、言った覚えがあります。
その知り合いはその言葉を信じて、もう10年色々な頼まれごとを引き受けて活躍しています。
人に言い放しておいて、では自分は?となった時、
逃げるわけにはいかないなと思います。
「完璧にしなければならない」と考えるのではなく、
「自分は今、試され中なんだ」と楽しむことだってできるのです。
人に言った言葉が10年後に自分に返って来るとは思いませんでしたが、
自分の経験を増やすという意味では、1つのチャンスだと思います。
「人は完璧など期待していない」
自分に一番言い聞かせたい言葉です。
じゃ、また明日!