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最近、何気ない言葉のやり取りの中で、相手との距離を感じることがあります。
私はジムに通っていて、私が行く時間は空いているので年配の方が多い時間帯です。
私よりも上の年配の方は、若い世代に比べてほとんどの方は言葉が綺麗です。
年代や環境によってそうなのかも知れませんが、私など見習いたいなと思います。
ロッカーからお風呂場に行く途中ですれ違った時など、
若い世代は「今からお風呂? じゃあね!」の挨拶です。
年配の方は「今からお風呂? ごゆっくり!」です。
「じゃあね!」は「さようなら」に続くし、
「ごゆっくり!」は「疲れを取って下さい」に続きます。
「ごゆっくり!」は、相手とすれ違ったその後の私の事を想って下さり、
「今日1日の疲れを取って下さいね!」と気遣いを感じます。
だから私も自然と「ごゆっくり!」を付けてしまいます。
言葉は面白いもので、たった一言でも、その人との距離感や関係性を感じさせます。
いつも相手の事を思いやっている人の言葉は、やはり思いやりの言葉が出てくるし、
イライラしている人の言葉は、やはりイライラが伝わってきます。
言葉=思考なので、いつも前向きに考える人は言葉も前向きで楽しいです。
私の知り合いでいつも前向きな人は、癌告知で余命数カ月と宣告をされたにも拘わらず、
癌が消えてしまった人は数人います。病院の先生も驚いているとか。
その人達は余命数カ月と言われたら「だったらその数カ月を悔いなく生きたい」と、
思った人ばかりです。
勿論、ご家族の愛に包まれていた部分もあるかとは思いますが、
その病床の人が元氣な私に思いやった言葉をくれるのです。
そして、勇気を与えてくれるのです。
たった一言で命を救うこともあれば、たった一言で命を奪うこともあります。
その一言を発するのは、発する本人であり、本人の生き方なのです。
発するのは自分の口からです。
どうせなら人を傷付けたり、おとしめたりする言葉ではなく、
相手に響く、心に染みる言葉が言えたらと思います。
心に染みる言葉は、自分にとっても相手にとっても染みる言葉だと思います。
よって、自分自身も浄化されて行くのだと思います。
じゃ、また明日!