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人間関係において、本音を言うというのは、かなりハードルが高いようです。
しかし、本音を言わなければ、なかなか相手に本当の自分が伝わらないと思います。
これは他人のみならず、家族であってさえもそうです。
例えば親に対して、
「許せない!」という気持ちがあった場合、
子どもの心の奥には「寂しい」「悲しい」「もっと振り向いて欲しい」などが
あるかも知れません。
しかし、子どもは親の顔色を見て判断します。
よって、自分の心に蓋をしてしまって、素直に「寂しい」とか「もっとかまって」とか、
なかなか言えないのです。
兄弟姉妹がいると、上の子はいつもグッと我慢をして、
甘えている下の子を横目で眺めています。
「ごめんなさい」と言ってしまう場合も、
これが親である場合は、子どもを守りたいのに「守れなかった」
もっと抱きしめたいのに「抱きしめられなかった」という罪悪感が
そう言わせたのかも知りません。
子どもは親に心配を掛けまいと、頑張って我慢してしまいます。
頑張って我慢している子どもほど、見せかけの姿を信じられて、
そのような扱われ方をされてしまいます。
お互いがお互いの本音を言えば、もっと素直にわかり合えるのに、
なかなかそれが言い出せないようです。
人間関係もしかり。
本当はお互いどんどん本音をぶつけ合えば、
お互いの事をより一層わかり合え、考えが違えば、
そういう考え方もある。と理解し合えるのです。
本音を言えば、嫌われるのではないか、相手が逃げてしまうのではないか。
と心配になります。
しかし、信頼関係を結べる相手なら、逃げもしないし、嫌われもしません。
むしろ、より深く理解されて、その人間関係がより一層深まると思います。
本音を隠していると、本当の自分は理解されないし、違った受け取られ方をされたままです。
本音に素直にならなければ、相手との距離が縮まらないのです。
相手との距離が縮まらないばかりか、そこに自分の居場所がなくなってしまうのです。
人間関係を結びたい人には、どんどん本音で話せばいいと思います。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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