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今朝の朝ドラで「あの子の怒りはあの子にしかわからない。周りがごちゃごちゃ言うな!」と言うようなセリフがありました。
相手の心に寄り添うというのは、難しいことです。
何故なら、1人一人価値観が違うので、同じものを見ても同じことをしても受け取り方が違うからです。
相手の気持ちに共感しようとしても、なぜ悲しんでいるのか、なぜ怒っているのか、なぜ苦しんでいるのかは、相手の立場になって考えなければ理解することが出来ません。
しかも相手の気持ちを尋ねなければ、相手の置かれている状況を理解することは出来ません。
そんな時、無理に気持ちを引き出すのではなく、まずその感情を言いたくないかどうかを尋ねるのが先で、相手が言いたくなければ、そこで止めておくべきです。
相手に寄り添うことは相手の背負っているものを共に背負うことであり、相手の傷を自分も背負うということです。
こちらがそのつもりであったとしても、信頼されていなければ気持ちを伝えてはくれません。
むしろ「その状況を知らない者に何がわかる」と、感情を逆なでするだけです。
そんな時はその状況を理解しつつ、じっくり待つのみです。
もう1つ大切なのは、自分の価値観を押し付けない。と、いうことです。
自分の価値観を押し付けるということは、相手からすれば否定されていると感じるかも知れません。
人生において大切にしているものは人によって異なります。お金であったり時間であったり人間関係であったり。
相手の価値観を理解した上で話を聴かないと、意見の相違が生まれるだけです。
話の詳細を聴くことで、認識の違いを無くしていくことは出来ますが、そこでも気を付けなければならないことがあります。
自分ではアドバイスのつもりではなくても、相手からすれば不必要なアドバイスと思われてしまうこともあります。
先ずは私自身が相手の心に寄り添える人格になり得ているかどうか、見直してみる必要があるようです。
じゃ、また!