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与えるという事は、誰かとの関係性に流れを作り出すものだと、ある方は言われています。
確かに相手と関わっていくことになるので、関係性の流れを作り出すものだと思います。
自分のことばかり考えていると、意識は自分にしか向いていません。
よって、人に与える事や与えるものが見えていません。
与えるとは、誰かに何かをしてあげる事なので、
何かをしてあげようと思うと、自然と意識は相手に向きます。
そうすると、心の目線も相手に向いていきます。
「与えれば、与えられる」と、いう事は、
相手に意識を向けるということで、心の視野が広がっていくのです。
相手に意識を向けるという事は、ただひたすらにその人の役に立ちたいと
思うだけで、見返りを求めたり、自分が犠牲になる事もないのです。
自分が犠牲になる事なく与えるのです。
これからの時代は、自分が本当に与えたいと思う人しか働けなくなります。
いわゆる事業家精神であったり、企業家精神を持った人です。
つまり、どういう顧客に何を与えるか。
誰に何を与えるかになってくるのです。
お客様が欲しがるから売るのもOKと。
今日、TVを見ていると、足の指5本用の靴下の、片方ずつを売っていました。
片方が破れた時、今までならもうその5本指靴下は履けなくなっていました。
しかし、破れた方の靴下を買うと、また対になって履けるのです。
これは非常に便利です。
私も、5本指もそうですが普通の靴下も、片方が破れてしまうともう片方がきれいでも、
その靴下は役に立たなくなっていたのです。
そんな時、片方だけでも販売してくれれば、非常に有難いです。
これも「与える」だと思います。
他にもシュークリームの外側のシューだけとか。
これなら、中のクリームでアレルギーの子どもなど、
自分の好きなクリームを入れることが出来ます。
となると、今まで食べられなかったシュークリームが食べられるようになるのです。
靴下の片方もシューも、今までの不可能が可能になる。
与えるという事はこういうことでもあると思うのです。
相手の立場に立って、相手の望むことを叶えていく。
顧客との関係性ができるなら、より細かな要望を聞いて顧客に返していく。
そうすることによって、買って貰えるチャンスが増えるのです。
やはり売り手よし、買い手よし、世間よしの近江商人の商いの基本だと思います。
私も自分が持っている与えられるものに、もっと気付いて行きたいと思います。
じゃ、また明日!