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相互依存と共依存。私はあまり区別がついていませんでした。
相互依存とは、自立している心地よい距離感を持った者同士が、お互いを尊重し、
支え合うことが出来る関係です。
共依存はとは、自立していない者同士の組み合わせで、
自分の安心のために相手にくっ付いて離れないような関係です。
同じ依存という言葉であっても、関係性が全く違うのです。
相互依存は、お互いの違いや嫌な所も全て受け容れた状態で、
無理なく自然体でサポートし合えます。
相手の良い所も悪い所も認めて受け入れることが出来るのです。
共依存は時には足を引っ張り合うような関係で、束縛し合ったり、
精神的に不安定な相手の面倒を見る事で、自分の価値を見出したりします。
自分が犠牲になったことで、愛情を表現しようとするのです。
私自身がまさにこれだったなと思います。
母親との関係において、病弱で不安だからいつも自分の傍に置いておこうとする母と、
病弱な母親だから、いつもそばにいてあげないといけないと思っていた娘。
傍から見れば、いつも仲がいいね!と言われる関係だと思うけれど、
実はそれが共依存であったと。
今、振り返ればそういう状態であったのだと、改めて思いました。
本当は相手と違う考え方や感じ方をするのに、癒着してしまっている関係です。
よって、苦しいけれど離れられないという、しんどい関係です。
一方、相互依存は自立と依存の関係性が固定されていないので、
いつでも自由に与えたい気持ちと、与えて貰いたい気持ちの両方が満たされるので、
そこには感謝が生まれてきます。
そして、お互いを束縛することなく、楽な状態でいれるのです。
視点が上がってくると、自然と「私」が「私達」になり、
見る世界も広がっていきます。
目的が同じなら、手を結ぶことも出来ると思います。
同じ依存関係なら、相互依存でありたいと思います。
じゃ、また明日!