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人は「しあわせになります」とか「しあわせにします」とか言います。
しかし、しあわせは「なるもの」ではなく「感じるもの」ではないかと思うようになりました。
なぜなら、しあわせを感じるのは一人1人感じ方が違うからです。
お金持ちがしあわせだと思う人。名誉がしあわせだと思う人。昇進がしあわせだと思う人。
健康が幸せだと思う人。好きな人と一緒にいるのがしあわせだと思う人。
幸せを感じるのは十人十色なのです。
たった1枚の写真でも、しあわせを感じることが出来ます。
美しい写真を見て、綺麗景色だから今度観光に行ってみたい!と思う人。
綺麗な景色から自然の美しさ、偉大さを感じ、自分のちっぽけさを省みる人。
その美しさの中で誰か好きな人と時間を過ごしたいと思う人。
その場所を紹介してくれた人に想いを馳せる人。
たった1枚の写真が様々なしあわせを運んでくれます。
そう思えば「しあわせ」とは、お金持ちとか昇進とか、
自分が勝ち取っていくような目に見えるものではなく、
目に見えない「心の状態」のことのように思い始めました。
それは自分と写真の中の景色、自分と相手と言ったように、
対象のものがあっての自分という存在に、幸せを感じるのだと思います。
反対にお金持ちになるとか、昇進するとかだと、失う不安も同時に出てきます。
お金が無くなったらどうしよう! 降格になったらどうしよう!
その状態ってしあわせといえるのかどうか、疑問です。
高級料理を堪能してしあわせと感じる人もいるでしょう。
有名ブランドを身に纏うことでしあわせを感じる人もいるでしょう。
しかし、震災の時などはたった1個のおにぎりがどれだけしあわせを与えてくれるのか。
有名ブランドがどれだけ命を救ってくれるのか。
満たされている時は文句を言っていたおにぎりも、食べられない状況になってくると、
それにしあわせを感じるようになるのです。
お金も名誉も豪邸も死んでしまったら、それらに幸せを感じることは出来ません。
あの世に持って行くこともできないのです。
そうであるならば、お金や豪邸にしがみつく不安よりも、
その日その日にささやかでも良いから、何かに包まれたような、
昔母親に抱かれていたような、誰かに見守られているような、
そんなしあわせを感じることが出来る方が、本当の意味でのしあわせではなかと思います。
状況が変われば崩れてしまうようなしあわせではなく、状況が変わっても、何があっても、
自分の心がしあわせだと感じることが出来れば、その人のしあわせは続くのだと思います。
たった1枚の写真が、たった1本のメールが、たった1つの言葉がしあわせを運んでくれます。
しあわせは「なるもの」ではなく「感じるもの」。
よって、いつでも感じることが出来るよう、自分の心を磨いていきたいと思います。
じゃ、また明日!


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jibunoikiru@gmail.com

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